きいろのふわもこミモザがとってもかわいい早春のフロントドアリース＊左側に小さなブーケのように束ねたお花をあしらいより春らしく、そして動きのあるデザインにしてみました。直径30㎝ほどの大きめリースです。リースを作っている時にイメージしていた風景は下記に「image story」としてご紹介しています。

花材：アーティフィシャルフラワー

直径：30㎝ほど

image story

わたしの家では代々ミモザを育ててる。

お母さんもおばあちゃんもひいおばあちゃんも

そのおばあちゃんも…

ずぅーっとミモザを育ててるんだって。

まだ風が冷たい2月ごろ。

ひと足早く春の訪れを告げるように

黄色の花が咲きはじめる。

窓から見える裏山のミモザの木。

毎日少しずつ蕾がふくらんで

だんだん山全体が黄色のふわふわに包まれていく。

満開をむかえるすこし前。

頃合を見計らって、お母さんがミモザの枝を切る。

わたしはその枝を両手いっぱいに抱えて運ぶお手伝い。

ふんわりとミモザが香り

視界が黄色一色に染まって…

この瞬間がほんとうに幸せなの。

このミモザたちは

お店や市場で売られていくんだけど、

買ってくれた人に

この幸せも一緒に届きますようにって

いっつもそっとお祈りしてるんだ。

今日はお母さんが余ったミモザと

庭に咲いていたお花でリースを作ってくれた。

お母さんの手は魔法の手。

すてきなものが何でも作れちゃうの！

お母さんが今度はいっしょにつくろうね、

と言ってくれた。

うーん、どうしよう…

とっても悩んじゃう。

だってお母さんがリースを作ってくれるこの時間が

大好きなんだもん♡

2019.04

春の庭のおくりもの